「そう、そう」が1か所あれば、ハッピー。
親愛なる君に

本を読んでね、全部端から端まで、
作者と同じ意見である必要なんて、ないんだよね。
僕の本を読んでくれた小池千絵さんから、
こんなお手紙をいただきました。
「私はこうは思わないよというのがあっても、普通ですよね」
もちろんです。普通です。
むしろ、1か所でも、「そうなんだよね」と共感できるところがあれば、
本は読んでよかったんだよね。
読み返したときに、きっとそれは別の個所になるだろうし。
「ここは違う」って思うところは、忘れちゃえばいいんだよね。
違うところばかりに気をとられると、
大事なところを見落としてしまうからね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
どこが「そうそう」って思ったか、今度、教えてね。