何をしたかではなく、何のためにしたかが大事だ。
親愛なる君に

映画館で見逃していた、黒沢監督脚本の『雨上がる』を見たよ。
ビデオを見る前に、君の説明を聞いてよかった。
僕は、どっちかというと、ストーリーを聞いていても、
楽しめるタイプだ。
君の説明が、抜群にうまかったね。
映画の説明をするのって、難しいんだけど、
凄く上手になったね、特に最近。
映画の説明の上手な人に話を聞くって、貴重なことだよね。
みたくなるもの。
下手な説明だと、「いいや」ってチャンスをなくしちゃうしね。
僕が印象に残ったせりふは、
「何をしたかが問題ではない。何のためにしたかが大事なんだ」
っていうところ。
淡々としていて、説教くさくならずに、いい映画でした。

                        中谷彰宏拝
P.S.
また、話してね。