脱力感と、耳鳴りのする面白さってあるよね。
親愛なる君に

劇団☆新感線の「阿修羅城の瞳」を見てきたよ。
凄い、凄い。作・中島かずきさん、演出いのうえひでのりさんに、
拍手、拍手。
なにしろ、場所が新橋演舞場だからね。
歌舞伎の劇場で、どこまでロックをガンガン鳴らせるのかと思って、
はらはらしながら、客席に入ったら、安心。
いつものように、ガンガンにかかってた。
お話も、新感線、待ってましたの物語と演出。
染五郎さんが、新感線でやりたいと言ってたのは、よくわかる。
僕だってやりたい。
普通のお芝居って、帰り道でしみじみ「良かったね」ってじんわり
ひたれるんだけど、
新感線のお芝居は、どっと疲れがくる面白さなんだ。
脱力感はあるわ、耳鳴りはするわ、で、
3時間以上の芝居をもう一回見直してみたくなる。
古田新太さんの悪役は最高。
渡辺いっけいさん、楽しんでやってる。
渡辺さんって、テレビじゃもったない役者さんだと再認識。
大好きな新感線のいつものメンバーで、大満足。
右近健一さんの「ミーザンス」の内股歩きが、見れなかったのだけが、
残念。
花道を全速力で走るなんて、初めて見た。うわーっ。

                        中谷彰宏拝
P.S.
ビデオ「ロストセブン」今度一緒に見ようね。