水をかけられる覚悟で、やじってほしいよね。
(松浪健四郎さん)
親愛なる君に

国会で、松浪健四郎さんが水をかけたということで、
反省をうながされるという騒ぎになりましたが、
でもね、あれはよく考えたら、おかしな話ですよね。
話を聴かないで騒いでいるから、かけたんですよね。
人の話を黙って聴くというマナーを守らないで、
水をかけるなというマナーを求めるのは、自分勝手な論理ですね。
泥棒に入ってみたら、有刺鉄線で怪我をしたから、
家主は責任をとれ、と怒ってるのと同じなんだよね。
いつのまにか、話がすりかわってる。
やじるなら、殴られる覚悟でやじってほしいよね。
バケツで水をかけられても、
放水車で、水をかけられても、
やじりつづけるくらいの根性がないなら、やじっちゃいけないんだよね。
株を下げたのは、水をかけられた議員さんだって、気づいてるかな。
水をかけられて、気の利いたセリフでも返せたら、
かけられた人も、英雄になれたのにね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君になら、水をかけられても、笑ってるよ。