ダンサーは、パンツが破れても踊り続ける。
(コシノジュンコ・コレクション)
親愛なる君に

コシノジュンコさんの2001春夏コレクションに行ってきました。
ジュンコさんのショーは、おしゃれなディナーショースタイルです。
しかも、パークハイアットのボールルーム。
テーブルクロスやナプキンまで、ジュンコさんのセレクションです。
テーブルウエアまで、デザインされているのです。
出席者もおしゃれです。
前回は、沢田知可子さんの「会いたい」をなま歌で聴いて感動。
今回は、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」イタリア語バージョンに感動。
僕のちょうど前に座っていた
麻丘真吾さん&東山明日香さんによる
アルゼンチンタンゴ生ダンスを、ジュンコさんが思いついた。
天才クリエーターは、なんでもその場で思いついて、実行する。
天才ダンサーは、食事中だからと、断らない。
ダンスの靴も、衣装もなく、細長いステージに上がり、ダンスを披露。
激しい。
ブラジャーのストラップが切れるのが、わかった。
そのまま、男性が女性を逆さに持ち上げる。
もうちょっとで、胸が出るところだった。
席に戻ってきたとき、まるで
試合が終わったK-1の選手のように、息がはずんでいた。
見ている僕まで、息がはずんでいた。
ダンサーは、パンツが見えても、パンツが破れても、
ダンスに夢中で、平気なのだ。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度、アルゼンチンタンゴを、見に行く?
それとも、一緒に踊る?