翻訳者で、本を選ぼう。
(仁平和夫さん)
親愛なる君に

本を選ぶとき、いろんな選び方があります。
タイトル、カバー、著者、テーマ、出版社、シリーズなど。
基準をたくさん持つと、本との出合いも広がります。
僕は、翻訳書は、翻訳者でも選びます。
僕が大好きな翻訳者は、仁平(にひら)和夫さんです。
トム・ピータースの一連の本を訳したのが、仁平さんです。
最近読んだ『10秒間@マネジャー』も面白かった。
面白かったものをふとならべてみると、同じ翻訳者だったりするのです。
翻訳ものが面白いかどうかは、翻訳者の技にかかっています。
ほとんどの翻訳ものが、いまいちなのは、
きっと翻訳で失敗している可能性があります。
僕は、トム・ピータースの大ファンです。
それも、きっと仁平さんの翻訳のうまさのせいでもあります。
感動したので、「ぜひお会いしましょう」と連絡して、お会いしました。
仁平さんは、僕の本も読んでくださっていました。
きっと、相通ずる文体があるのですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
トム・ピータースを読みながら、エアロバイクをやろう。
元気が出るよ。