忠臣蔵は、『プロジェクトX』だった。
(『その時歴史が動いた』)
親愛なる君に

NHKの歴史物が面白い。
『その時歴史が動いた』が好きで、いつも見ている。
歴史物は、おさらいしているだけのものが多い中で、
いつも切り口が、新しい。
必ず新しい視点や、新しい情報がある。
「忠臣蔵」の回も、面白かった。
忠臣蔵が、急に、わかってきたような気がした。
四十七士は、最初、120人もいたという。
それが、1人減り、2人減りながら、47人になった。
討ち入りの当日の朝まで、48人だった。
抜けていった人も、それぞれ事情があった。
人数が減ることで、残った人間の決意が固まっていった。
赤穂浪士の話は、『プロジェクトX』だったのだ。
この話は、いつかドラマにしてみたい。

                        中谷彰宏拝
P.S.
「忠臣蔵」の映画はたくさんあるから、ビデオで見てみよう。