年に一日だけ、天国とつながる日。
(奥井潔師)
親愛なる君に

先日、駿台予備校の奥井潔師が、ご逝去されたというFAXを
駿台からいただきました。
駿台予備校時代の恩師の本を作るために、
年が明けたら、お会いするつもりでいました。
18歳で、奥井師に出会い衝撃を受け、
それから10年たって、サラリーマンになってから、
また奥井師の授業を受けにいってました。
それから、個人的にお会いしようと思えるまでに、
さらに10年以上の歳月を要しました。
それくらい、僕にとっては、大きな存在でした。

結局、個人的にお会いすることなく、天国に逝かれました。
やっと見えるところまで、追いついたと思ったのに、
また引き離されたような気持ちです。
これもまた、奥井師の「新たなる教訓」と受け止めて、
頑張らねばならないんですね。
奥井師の「武道家のような殺気」と「柔らかな口調」が、
聖夜に、よみがえります。
クリスマスって、日本のお盆のように、
この世とあの世が、一年で一日だけ、つながる日なんですね。
メリークリスマス。

                        中谷彰宏拝
P.S.
年中、クリスマスイブの気分でいよう。