1000年に一度の日を、最もエキサイティングな場所で過ごす。
(ミレニアム大晦日)
親愛なる君に

新しい1000年を、あなたはどこで迎えますか。
同じ質問を、この一年、何百回と聞かれた。
中谷彰宏は、さぞかし凝ったミレニアムを迎えるのだろう、と
期待しているのだろう。
僕は、いつものように、ワープロの前で、原稿を書きながら、
新しい1000年を迎える。
それが、僕にとって、もっともエキサイティングな時間だからだ。
場所は、東京タワーの見えるいつもの僕の部屋だ。
今、自分がしていることが、エキサイティングでないとしたら、
カリブ海でも、南極大陸でも行って、
ミレニアムを迎えればいい。
でも、せっかくのミレニアムなので、
僕はもっともエキサイティングな場所で迎えたいのだ。
それがいつもの部屋の、いつもの場所なのだ。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君と出会って、1000年に一度の日を迎えられるのは、
すばらしいことだよね。