大阪の看板は、やっぱり凄い。
親愛なる君に

看板といえば、やっぱり大阪が面白い。
視点が違うのだ。
安売りカメラの店の看板。
東京では、「安い」「超、安い」「激安」と、
安さがエスカレートするだけだ。
大阪でのヒットは、「写る」。
発想の逆転なのだ。
「安い」といわれるより、
「安いけど、ほんまに写るの?」と言われて、その答えを出すのだ。
「写る」と言わなければならないほど、安いということが伝わる。
「必ず写る」とか「よく写る」とか「ほとんど写る」とか
「写ることもある」とか「うまくいけば写る」
という分け方の店があってもいいね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
大阪に看板見物に一緒に行こう。