プロレス会場には、美人が多い。
(ゼロワン@武道館)
親愛なる君に

武道館に橋本真也選手のゼロワン「真世紀創造U」を見てきました。
リングサイドは、さすがに迫力がある。
汗が飛び散るどころの騒ぎではない。
100キロを超える肉体が、2つ重なって、ロープ最上段から、
落ちてくるのです。
「『スタッフ』というIDカードをもらったのは、
関係者だから、下敷きにしてもいいという印なんですね」
と、隣の席の淺野君が言った。
鍛え上げられた肉体・技・精神の均衡が崩れる瞬間がいい。
プロレスは、表情が勝負だ。
怒っている表情は、まだ大丈夫。
人間の一番危険な状態は、おびえた顔になる時だ。
おびえた顔になる時、最もその人は、凶暴になる。
街の素人のケンカが、凶暴になるのは、この瞬間だ。
観客に美人が多かった。
石橋凌さんがかっこよかった。
後ろの席の女の子の、「よしっ、そこだ!」という掛け声が、
一番怖かった。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度、試合がある時、一緒に行こう。
血が出たりするけど、平気?