料理は、ライブなんだ。
(ナンタ)
親愛なる君に

青山劇場でクッキング・ビート「ナンタ」を見てきた。
僕の大好きなブルーマンの韓国版で、料理版かな
というくらいにしか思ってなかった。
帰りにトイレから出てきたおばさんが、
「想像したより、凄かった」と話していた。
まさにその通りだった。
料理を作る場面を音楽にしてしまう。
まな板で包丁をたたくスピードと迫力が、半端じゃない。
うっかり包丁が滑ったら、死人が出る。
楽器用の包丁ではなく、でこぼこになったまな板に、
ぐさりと突き刺さる。キャベツが、細切れになる。
前から4列目で見てたら、野菜や炒め物の香りがしてきた。
本当に、作っているのだ。
お客さんの巻き込み方は、韓国風というより、ラスベガス風でオシャレ。
女性キャストが入っているところも凄い。
会場から上げられたお客さんの中に、永六輔さんがいて、
これは偶然なんだけど、さすがの盛り上げ方で、
観客としては、ラッキーだった。
ブルーマン+紅花みたいな感じで、
やっぱり料理って、ライブなんだよね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
韓国では、ナンタ専用の劇場があるので、見に行こう。
ナンタ劇場の出口のところに、
包丁でまな板をたたく音ゲーまで、あるらしい。