ノーカットのエロ本を見たときのような刺激って、どんな本。
親愛なる君に

「本の帯のコピーは、だれが考えるのですか?」
という質問をよく受けます。
通常は、編集者の仕事なのですが、
僕は、広告屋なので、
コピーを作る楽しさは、譲ってもらって、僕が基本的に考えています。
PHP研究所は、代表の江口克彦さんが、
タイトルとコピーを考える達人なのですが、
江口さんからも、楽しみをいただいてしまっています。
僕は、コピーにはかなり自信があるのですが、
それでも、読者の方からいただくお手紙には、
かなわないことがよくあります。
中谷さんの本を読むと、「親に殴られた後のような心境です」。
見ず知らずの人に殴られた心境でなくてよかった。
今、親も殴ってくれないからね。
また別の人は、「ノーカットのエロ本を見たときのような刺激」と言いました。
もちろん、これは『甘い生活』ではなく『大学時代しなければならない50のこと』
を読んだ方です。
『恋愛小説』シリーズを読んでくださった方は、
関西人には懐かしい感想をかいてくださいました。
「涙がちょちょぎれました」
これは、僕の母親の口癖です。
コピーの天才は、日本中にいるね。
帯のコピーに使いたい。

                        中谷彰宏拝
P.S.
僕は、新しい本を読んだ時の君の感想を聞くのが、
一番楽しみです。