人は、自分のための博物館を作るために生きている。
(博物館)
親愛なる君に

子供の頃からの100個の夢の中に、
「博物館を作る」というのがある。
僕がたくさん本を書くのは、
一種の博物館を作ろうとしているのかもしれない。
コレクションが高じると、博物館になる。
使わないのに、捨てることができないものがある。
それは、いつか博物館に入れたいものだからだ。
ホームページも、一種の博物館だ。
人間が生きるというのは、
一生をかけて、自分の博物館を作るという作業をしているのだ。
洋服の好きな人は洋服を買い、
旅行の好きな人は旅行し、
映画の好きな人は映画を見る。
建物はなくても、心の中にも博物館はある。
作家にとっては、読んでくれる人の心の中は、
博物館の分室であり、倉庫なのです。
          

                        中谷彰宏拝
P.S.
一緒に、博物館を作ろう。