女の子の論理に、行き止まりはない。
(鷲田小彌太先生)
親愛なる君に

鷲田小彌太先生の『大学でまなぶこと 学ばなくていいこと』は、
大人が読んでも勉強になる本でした。
哲学は、結局、答えが出ない。
答えが出ないこともわかってるけど、だからと言って、考えないのじゃない。
答えが出ないけれども、わかるところまで考えてみようというのが、
哲学なんだな、と感じました。
それって、芸術と同じですね。
絵や音楽に答えはないけど、それでも作りますね。
答えがあったらつまらないのに、
答えのある問題ばかり考えてると、
いつのまにか、答えのない楽しい超難問を考える楽しみを
放棄してしまうことになるんですね。
そういう意味で、恋愛は、答えのない超難問ですね。
週刊スピリッツ連載の『気まぐれコンセプト』で爆笑した。
「お前、浮気しただろ」と言われた女の子が、
コンパクトでメイクを直しながら、こう反論する。
「て言うか、カニ、食べたい」

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の、飛躍する論理も大好きだよ。