人生に必要なものは、必要な順番には手に入らない。
(なすび さん)
親愛なる君に

『タイムショック21』で、なすびさんと会った。
『なすびの電波少年的懸賞生活のすすめ』のビデオが出たとき、
すぐ見た。
2巻、通して見ると、また違った。
感動した。
たった1年半(ちっとも、たったじゃないけど)、
人類は、このように進化したというのがわかった。
ご飯がないときに、アイドルのポスターが当たったり、
豪華な食事を、おはしがないから、歯ブラシで食べたり。
必要なものが、順番通りには、手に入らないのが、人生なんだよね。
あの企画は、なすびさんでなければ、ならない企画だった。
リアクションは、極限状況に追い込まれると、計算できなくなる。
つまり、本当のリアクションが出るのだ。
あの企画が成功するかどうかは、
体験者が「いいヤツか、どうか」で決まる。
なすびの「いいヤツ感」が、後味をよくした。
あとは「運の強さ」。
オーディションではなく、くじ引きで選んだという選び方が、
成功だった。
体験者を選ぶとき、くじに当たって、
「あれ? 僕、当たり?」という、きょとんとした顔が、
思い出されると、涙が出る。
 

                        中谷彰宏拝
P.S.
君のプレゼント生活のすすめは、どうですか?
プレゼントをもらったときの、君のきょとんとした顔も好きだよ。