せめて1日1食は、ホームランを狙いたい。
(テリ―伊藤さん)
親愛なる君に

「せめて、1日1食くらいは、ホームランを狙っていきたい」
と、テリ―伊藤さんがおっしゃってました。
まさにその通りなのです。
僕は、食事をどこでしようか、誰と食べようか、
ということを真剣に考えます。
出かける前に、あそこにしようか、ここにしようか、
と、粘ります。
おいしくて、サービスのいいところでないと、時間のムダになります。
予約の電話をかけてみて、やめることもあります。
食べる店を選ぶことに費やす時間とエネルギーは、
半端なものではありません。
ホテルとレストランのプロの、オータパブリケイションズ社長、太田進さんにも、
いつも教えてもらって、すぐ確かめに行くようにしています。
サラリーマン時代は、時間がなかったので、
昼食と夕食を会社のビルにある3軒の食堂で、
同じ物ばかり食べていました。
今は、レストランやホテルの仕事をしているので、
研究しなければなりません。
1日6食、食べたとしても、これだけ新しいお店が次々生まれると、
全部まわることは不可能です。
仕事としてだけではなく、一緒にご飯を食べる人とのイベントとしても、
気を抜くことができません。
たかが食べ物と言われても、こだわりたいのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
そういうことですので、おつきあいください。