好きな人は、アドリブまで覚えてしまう。
(笑福亭仁鶴さん)
親愛なる君に

「私を変えたお笑いタレント」ということについて、考えた。
まず、初めて買ってもらったカセットデッキで、
何度も聞いたのが、笑福亭仁鶴さんの落語だった。
ラジオにハガキを書いていたのも、仁鶴さんの『頭のマッサージ』という
『ヤングリクエスト』の中にあるコーナーだった。
初めてラジオに出たのも、『バチョンと行こう』というラジオ大阪の番組の
素人オーディションコーナーだった。
あとで鶴瓶さんにその話をしたら、
「仁鶴兄さんの落語は、覚えにくいやろう」と言われました。
たしかに、アドリブが多いので、覚えにくいんだけど、
そのアドリブが、また大好きで、アドリブの呼吸まで、
覚えていました。
ネタは5つ。
「青菜」「向こう付け」「鉄砲勇介」「初天神」「つぼ算」
出囃子や、お客さんのツッコミも、口で言えるくらいです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度、落語を聞かせてあげよう。