試験のときは、試験場をまず受け入れよう。
(伊藤守さん)
親愛なる君に

免許の書き換えは、まだですか?
こう言われると、ドキッとしますね。
作家の伊藤守さんが、誕生日後ギリギリの6か月に10日遅れて、
免許が失効になったそうです。
立ち直るのに、1週間かかったそうです。
50歳直前からの再受験。
インターネットで、筆記試験問題を1万問も解きました。
試験場って、いやなものですね。
伊藤さんは、「鮫洲試験場を受け入れる」ことにしました。
この「試験場を受け入れる」ということが、いいですね。
たいてい、試験でうまくいかないのは、
試験場そのものを、受け入れていないからです。
試験場と仲良くなっていないのです。
「もはや、免許証は、感激ではありません。
それより、私の可能性に私は感動しています」
と、手紙に書かれていました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
試験を受ける前の緊張する君も、好きだよ。