男子トイレに、行列ができる芝居は珍しい。
『クドい!』
親愛なる君に

夏の恒例行事の関根勤さんのカンコンキンシアター『クドい!』に、
行ってきました。
毎年、3時間半は覚悟して行くのですが、
年々、その長さが延びています。
2時間半たった時点で、休憩が入るのです。
終わったのは、夜11時前。
そのあと、ごはんでも食べようと彼女と約束していて、
待ちぼうけをさせて、ふられた人も、多かったろうな。
『クドい!』のあとの約束は、厳禁なのです。
家が遠くて、電車がなくなって、歌舞伎町で一夜をすごして、
人生が変わってしまった人の人数も、警察で聞いてみたい。

それにしても、男子トイレにこんなに行列ができる芝居も、珍しい。
その理由は、3つある。
長いということと、男性客が多いということと、利尿作用があることだ。

みどころ1.
新宿コマで、『西遊記』を2回公演してから、そのまま、『クドい!』に出演している
47歳の鉄人、ルー大柴さんのビキニ。

みどころ2.
アンケートに、「あのシモネタは、なんとかならないのか」と書き続けられても
やめないラッキィ池田さんのシモネタ。

みどころ3.
K−1のラウンドガールのような清涼感のある新人女優のビキニ。

みどころ4.
毎日違うエンディングのプライベート裁判をしきる関根さんの情報収集力。

みどころ5.
泊まりを覚悟したシアターアプルの劇場の人の青筋。

                        中谷彰宏拝
P.S.
帰ったら、とりあえずたっぷり睡眠をとろう。