採点ミスで落ちた人は、ラッキーな人だ。
親愛なる君に

採点ミスで、大学に不合格になったという記事が
このところよく出ています。
みんなより受験を長くしていた僕としては、
ショックだろうなと思います。
半年して、実は合格でしたと言われても、
サークルとか入りにくいしね。
でも、僕はこう考えます。
採点ミスが起きる大学は、
きっと風通しが悪くて、それ以外にもいろんな古臭いことが
いっぱい起こってるんですね。
まだ、それがマスコミに出る学校はましなほうで、
そんなことも外に出ないけど、当たり前のようにある大学もあるでしょう。
怖いのは、そんな大学に通ってしまうことです。
採点ミスで落ちれば、通らなくてよかったと考えるべきです。
採点ミスで、人生を変えられてはたまらんというかもしれない。
でも、人生は、採点ミスなんかでは変わらないのです。
もし、僕に、「実は採点ミスでした」と、24年ぶりに合格通知がきても、
入らないものね。
人生って、うまくできてるよね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
大学に通っていたら、君に会えなかったと思うといやだから、
ラッキーだと思っているよ。