さわやかな、くどさが、クセになる。
(小堺一機さんのおすましでSHOW)
親愛なる君に

小堺一機さんの「おすましでSHOW 17」を、観てきました。
関根勤さんの「クドい!」の4時間25分に刺激されて、
すでに3時間50分になっていましたから、千秋楽には抜くかもしれない
という一点にお客さんの関心は集中しているくらいです。
これだけ毎日やっていても、まだ噴出してしまう美人ダンサーの
ゲラは、ちらちらするパンツよりも、目をひきました。
公演時間の長さに象徴されるように、
小堺さんの魅力は、どんなにくどくしても、さわやかなことです。
「さわやかな、くどさ」なのです。
さらっとしている「こってりゴマ油」みたいなものです。
時代は、どんどん「サラサラ系」に流れていってる中で、
「美人はやっぱり焼肉。しかも、油こってりカルビが好き」というのも、
真理なのです。
サラサラだけの大人になっては、つまらないですね。
どんなに濃いものを食べても、
最後に名曲「WITH」を聴けば、
コレステロールも中性脂肪も尿酸も流れ出していきます。
終演後の男子トイレが込むのは、そのせいです。
ついでに関根さんの「クドい!」で残っていた「小骨」もとれます。
これは、やっぱり「クドい!」が先で、「おすまし」が後が、いいですね。
17回目になっても、第1回公演から続いている「WITH」を聴くことで、
「第1回から観ててよかった」という自己満足にひたれます。
お芝居のあと、歌舞伎町のミラノボウルで、軽く3ゲームくらいして帰ろうという
事前の甘い予定を変更して、
急いで帰って、小堺さんのCD「WITH」を聴きました。
夜、夢の中に鈴木宗男さんが出てきました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
「君は世界で一番いい女だって、言われたことがある?
 じゃあ、僕が最初だね」(小堺さんの受け売り)