ブーツやミニスカが好きなのは、西部劇のせい。
(『夢見る無法者』)
親愛なる君に

劇団☆新感線のお宝劇場「夢見る無法者」を観てきました。
15年前の作品の再演です。
いのうえひでのりさんのつかこうへいDNAを
現在の新感線のRNAが食い破るようなプロセスの熱気を感じました。
まるでレオポンを生むために、
雄ヒョウと雌ライオンがセックスをするような興奮です。
中間に属するタイソン大屋さんが、
「タイソンの魑魅魍魎は、低いなあ」と、ほめられて感動するところに
感動しました。
「ガンマンが、週末に、銃なんか撃つのは野暮だ。
女に抱かれて、うたた寝をするものよ」
というセリフも、かっこよかった。
若手もいいけど、中年の初演メンバーでも、観たいですね。
お芝居は、その時、一回こっきり性が、いい。
そして、お宝公演という形ができるのもいい。
なによりも、新感線による西部劇というのが、個人的に最高でした。
僕は、小学生の頃、西部劇が大好きでした。
実家のスナックのジュークボックスで、
「夕陽のガンマン」や「荒野の1ドル銀貨」をかけて、
いつか西部劇をやりたいと思っていました。
いまだに、女の子のブーツやレザーミニスカが好きなのは、
小学生時代にはまった西部劇がトラウマです。
新感線は、男ばかりが目立つようですが、
実は、女の子もカッコいいんですね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
西部劇スタイルの洋服を買いに行こう。