おいしいものを知っている人は、尊敬に値する。 （波頭亮さん）

親愛なる君に 君は、どういう人を、尊敬できますか。 尊敬に値する基準は、たくさんあります。 たとえば、おいしいものを知っている人は、尊敬できます。 仕事ができるということと同じくらい、尊敬すべきことです。 経営コンサルタントの波頭亮さんに、コロッケをいただきました。 波頭さんは、エコノミストとしても一流ですが、 おいしいものを知っているという意味で、尊敬できます。 以前、波頭さんにいただいた明治屋のローストビーフは、絶品でした。 それ以来、ローストビーフの概念が変わりました。 いまだに、それを上回るローストビーフを食べていません。 波頭さんは、一緒にごはんを食べていても、 「ああ、これはおいしい」と、独り言のようにつぶやきます。 ご本人は、「ちっともグルメでも、お店を知っているわけでもないので」 と言いそうです。 コロッケを食べるのが、楽しみです。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中谷彰宏拝 P.S. 一緒に、食べよう。