読んでからでも、買いたくなる本にしたい。
親愛なる君に

僕は、中学生の頃、学校からの帰り道、
本屋さんで2時間、立ち読みをして帰るのが、習慣でした。
僕の速読は、立ち読みで鍛えられた習慣です。
立ち読みは、速く読まねばなりません。
しかも、集中して読めます。
最後まで読み終わって、気に入った本を買います。
買う本は、もう中身を知っている本なのです。
斜め読みではなく、じっくり読みをして、読みきってから買うのです。
僕は、自分の本も、「買ってから読む」のではなくて、
「読んでから買う」本に、いつかしたいと考えています。
中身を知っていても、自分のものにしたくなるような
本にしたいと思って、いつも書いています。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君が、新しい本の目次を読んで、笑っているところも、好きだよ。