好き嫌いが、はっきり別れる本が、好き。
(「表十八番・裏十八番」)
親愛なる君に

「中谷さんの本を友達に薦めるときには、
何の本を薦めればいいですか?」
と、よく聞かれます。
君の意見も参考に、歌舞伎にちなんで「表十八番」を選びました。
これは、いわゆる中谷彰宏代表作です。
中谷本の本質が、つかめます。
「表十八番」を選んでいるうちに、「裏十八番」も選びたくなりました。
これは、中谷本の意外な側面を知ることができます。
「中谷さんの本で、私はこれがいちばん好きです」
と、挙げる本が、「裏十八番」の中のものの人は、素敵な人です。
「表十八番」よりも、もっと本質かもしれません。
「裏十八番」を最初に読んで、嫌いになる人もいるかもしれません。
でも逆に、はまる人も出てくると思います。
「裏十八番」は、好き嫌いが、くっきり分かれる勝負の本です。
まだ400冊ちょっとしか書いていないので、
まだまだ、「表十八番」「裏十八番」は、変わっていくでしょう。
「奥十八番」「横十八番」「斜十八番」「端十八番」「番外十八番」
「異端十八番」「邪道十八番」「破門十八番」「毒十八番」なんて、
出ていくかもしれません。
さて、最初の質問です。
「友達にどの本を薦めればいいですか?」
君が、いちばん好きな本を、薦めてください。

                        中谷彰宏拝
P.S.
意外な本を好きな君が、好きです。