台本をもらって、即本番というのが、いちばん面白い。
(『救命病棟24時スペシャル』)
親愛なる君に

『救命病棟24時スペシャル』では、
テレビのスペシャル番組の司会者という役でした。
小日向文世さんが、緊張しながら、その番組に出るという設定でした。
朝、現場に入ったら、女性アナウンサー役の真木陽子ちゃんが、
「セリフ、変わってて、朝来て、びっくりしました」
「ちょっと、増えてます」ということくらいで、
どうしようなんて、ちっとも思わない。
覚えてきたセリフが減るのは残念だけど、増えることは、凄く楽しい。
新しい台本をもらって、即、本番。
ジョン・カビラさんと、みのもんたさんを、
ミキサーにかけた司会者にしました。
現場でちっとも変わらない撮影より、
現場で、ポンポン変わって、しかも速い撮影が大好きです。
『救命病棟24時』が、視聴率をとる理由がわかりました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
台本とオンエアの違いを、楽しんでね。