恋愛も芝居も、近づくとドキドキが増す。
(平成中村座2)
親愛なる君に

平成中村座で、『義経千本桜』(権太編)を観てきました。
前回の知盛編は、2階席で観たんですが、
今回は、一階席の、しかも花道の隣で観ました。
改めて、舞台と席が近いのがわかりました。
勘九郎さんの汗の一粒一粒も、見えます。
衣装にこんなに細やかな模様があったのかということもわかりました。
どうらんの匂いも、しました。
維盛が、よろけながらかつぐ天秤棒の桶がぶつかる
ラッキーなお客様もいました。
花道も、舞台も、客席と大して変わらないくらい低いのです。
花道からだけではなく、すべての通路から役者が現れ、
そのうち、客席からいきなり役者が立ち上がって芝居を
はじめるのではないか、ハラハラしました。
昨日は、観客が緊張すると書いたけど、
こんなに近いと、役者も緊張しますね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
それにしても、平成中村座のヒレカツサンドは、ぜっぴん。
肉の厚さが、半端じゃない。
連続で、食べてしまった。
けど、また食べよう。