入院するなら、隣のベッドに誰がいるといい?
(『空飛ぶ車イス』)
親愛なる君に

車椅子で、世界39か国を旅行した元ラガーマン、木島英登さんの
『空飛ぶ車イス』(IMS出版)を読みました。
福祉の本と、ぜんぜん違う内容で面白かった。
「障害をもって、自分は生まれ変わった」というワンパターンは、
イヤだったそうです。
木島さんは、障害をもたなくても、旅行は好きだったのです。
「障害を理由に、自分は変わりたくない」と言います。
カリフォルニア・バークレー校で、義足でホットパンツをはく女の子も、
カッコいい。
アメリカの語学学校の先生の課題が面白かった。
「あなたが、病院で入院しているとします。
隣にどんな人がいれば、入院生活は、楽しくなりますか?」
イタリア人のパオラが答えます。
「ケビン・コスナーがいいわ。かっこいいから。
でも、アインシュタインのほうが、もっと楽しいわ。
私の知らないことを、いっぱい知ってるから」

                        中谷彰宏拝
P.S.
君だと、どう答える?