エピソードのすべてが、誰かをほめる話になっている。
(小出義雄監督)
親愛なる君に

マラソンの小出義雄監督に、お会いしました。
やっぱり凄い人でした。
お会いしていきなり、こう言われました。
「初めてお会いした方にこんなことを言って失礼ですが、
中谷さんは、運動されても、勝つタイプですね。
負けず嫌いでしょ。パッと見て、全身から、感じます。さすが」
僕は、小出監督からほめていただいたのが、うれしかった。
小出監督は、高橋尚子選手をほめるだけではなくて、
男性も含めて、まわりの人すべてをほめる達人でした。
僕は、凄い人なのに、嫌味なく腰の低い人に会うと、感動します。
小出監督は、いろんな話をしてくださいました。
そのエピソードのすべてが、
最後は、誰かをほめる話につながっているのです。
このまま抱かれてもいいやというくらいの感じでした。
小出監督と出会うことで、走ることにはまってしまいそうな自分を、
感じていました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君をほめるのが、まだまだ足りないなと思いました。
もっと、ほめさせてね。