中谷本は、iモ-ド時代の本。
(夏野剛著『iモ-ド・ストラテジー』)
親愛なる君に

iモードを作った立役者のドコモの夏野剛さんの書いた
『iモ-ド・ストラテジー』(日経BP出版センター)は、面白かった。
これは、iモードだけじゃなくて、
僕たちの本の作り方にも、通じる法則だった。

【1】話すケータイから、使うケータイへ。
中谷本は、ただ読むだけじゃなくて、使う本なのです。

【2】生活に密着した情報がうける。
中谷本は、どんなに難しいテーマでも、身近に引き寄せて考えます。

【3】ボリュームから、バリューへ。
中谷本は、たくさん売れることを、目標としていません。
たった1人の人にでも、価値があることを目指しています。

【4】95%以上が、アクティブユーザー。
中谷本は、95%以上が、リピーターです。
だから、多くの読者を求めなくても大丈夫なのです。
通常の本のリピート率は、10%です。

【5】数秒、数十秒で楽しめるコンテンツ。
これこそ、まさに中谷本の真骨頂です。
竹村健一さんは、中谷本は、「テレビ時代の本」とおっしゃられました。
別の見方をすると、中谷本は、「iモード時代の本」なのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
数秒、数十秒の君とのおしゃべりも、好きだよ。