芸術家の陰には、それを支える職人がいる。
(村上輝久さん)
親愛なる君に

ピアノのコンサートに行くと、
ピアニストの見事な演奏に感動します。
それだけではありません。
そのピアノを作った人や、
そのピアノをベストな状態にした調律師さんの腕前も
忘れてはいけないのです。
天才ピアニスト、リヒテルの演奏の陰に
天才職人調律師、村上輝久さんの存在を忘れてはいけないのです。
「ド」の鍵盤に、「ド」の音が出るのが、
当たり前だと思ってはいけないのです。
これはピアノだけの話ではありません。
芸術家の陰には、凄い職人が存在しているのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
僕の本の陰には、君が存在してます。