指で笑顔の合図を送る。
(三枝成彰さん、小林一男さん)
親愛なる君に

いよいよ六本木男声合唱団のクリスマス・ディナーショウが、
行われました。
100人の政界、財界、文化界のお歴々を束ねていくのですから、
なかなか大変です。
一人一人が、本職では責任ある地位にいる人たちばかりですから、
なにかにつけて、ひと言、言うものですから、
船頭100人状態です。
「習い事をする時は、きわめて謙虚に」をモットーにしている僕としては、
ひやひやします。
束ねる三枝成彰団長や小林一男マエストロは、さすがです。
僕が責任者だったら、きっとキレてました。
「ライティングで、楽譜が見えにくい」と誰かが言ったら、
「プロじゃないんだから、そういうことは言わない」
と言った三枝団長の言葉は、名言でした。
いろんな場面で、言えることですね。
本番が始まって、小林マエストロが出てきた時、
小林さんは、僕たちだけに見えるように、
指で「笑顔」の合図を出してくれました。
やっぱり指揮者って、凄いな。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君が何かで緊張している時には、
指で「笑顔」の合図をします。