響きのある言葉を書きたい。
(二期会)
親愛なる君に

『忠臣蔵』の打ち上げで、二期会のプロのオペラ歌手と
一緒に歌わせていただきました。
こんな機会はめったにないので、
僕は、真横でプロの声に耳をそばだてました。
客席の最前列で聴くのと、まったく違いました。
プロの響きとは、こういうものかと、驚きました。
音程が正確かどうかではなく、響きが、違うのです。
「響きが、やっぱり圧倒的に違いますね」
と、話したら、「ある時から、出るようになりますよ」と、おっしゃっていました。
六本木男声合唱団の小林一男先生にその話をしたら、
「タイミングなんですね」と、教えてくださいました。
バランスをとるタイミングで、響きが出るのです。
そして、響きが、人を感動させるのです。
僕たちがミッションにしている「Move Your Heart.」も、
響きなんですね。
波動ですね。
僕は、歌の練習をしながら、響きの練習をしていることに気がつきました。
響きのある言葉を、書きたいなと思います。

                        中谷彰宏拝
P.S.
響きは、伝わっていますか。