中華のコツは、火を恐れないこと。
親愛なる君に

今、撮影している2時間ドラマ『ゴミは殺しを知っている』3で、
中華料理の料理長の役をしています。
鍋を振るシーンがあるので、
早速、脇屋友詞さんのお店『WAKIYA』に、
鍋の振り方を習いに行きました。
足立料理長が、わざわざ食材も使って、
コツを教えてくださいました。
コツは、火を怖がらないことです。
少々炎が上がっても、前に出て、
中華鍋も、火のそばをつかむことです。
やってみると、やっぱり難しいということが、よくわかりました。
撮影に入るまで、できるだけ毎日、中華を食べて、
カウンターの中の鍋の振り方を見ていました。
そのシーンの撮影は、終わったのですが、
自分としては、もうちょっとちゃんとやりたかったなという感じです。
左手の筋肉から、鍛えないと難しい。
さて、オンエアで見てどうなっているか。
冷や汗をかくのも、勉強です。
鍋の振りに気をとられて、肝心の芝居がおろそかにならないように
しないとね。ありがちです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
今度、中華料理を、作ってあげよう。