親は子供に、神様について、教えなければならない。
(山川紘矢さん亜希子さんご夫妻)
親愛なる君に

「中谷さんの本には、どうしてよく神様が登場するんですか?」
と、よく聞かれます。
自分としては、神様の話をたくさんしているつもりはないのですが、
結果として、そうなっているようです。
山川紘矢さん・亜希子さんご夫妻によると、
子供の頃に親から受けなければならない教育に、
「神様についての考え方」があるそうです。
それについては、僕は、大変、恵まれた環境で育ちました。
両親に感謝しています。
父親も、母親も、非常に信心が深かったので、
ことあるごとに「神様について」教わりました。
こういうことは、学校で教わりません。
家庭によっても、まちまちです。
ご先祖さまのこと、商売の神様のこと、
人として神様の前で恥じない生き方など、
まるでテレビの話題をするように、
両親から、日常的に教えられました。
その時は、別に当たり前のように聞いていましたが、
今から思うと、それは、非常にありがたいことだったのです。
商売をしている家は、信心深くなります。
我が家も、その例にもれませんでした。
僕の本によく神様が登場する理由は、
そういうことなのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の話の中にも、神様がよく登場するので、好きです。