出る2倍以上の本を書いているけど、悠々と楽しんでいる。
親愛なる君に

「最近のネタが出ているんですが、いつ頃、書いたんですか?」
という質問を、よく受けます。
「いつ出版社に原稿を渡したか」という意味では、
発売日の90日前から、早いところで、60日前です。
となると、「いつ書いているのか」は、その100日〜70日前となります。
これは、出版社としても、最速です。
通常、作者の校正を2週間取っているのを、
僕は、1泊2日にしているから、それだけでも13日も短縮できます。
たいてい1泊2日でできるのに、机の上に13日間も、積んでおくだけなのです。
昨年は、1年間に83冊の本が出ました。
1冊を4.4日で書いている計算になります。
実際には、もっとたくさん書いています。
原稿はできているけど、出版するのを待っている本もあれば、
連載がたまっている本もあります。
「韓国フィガロ」でしか読めない連載なんかも、やっています。
そう考えると、出版される2倍は書いています。
楽しみにしてください。
たくさん書くことが、目的ではありません。
好きでやっていて、結果として、たくさんの本になっているだけです。
締め切りに追われて、必死に書いているわけでもありません。
楽しみながら、悠々と書いています。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の読む本がなくならないように、君のために書きます。