誰と、何を、どこで食べるか、毎食15分真剣に考える。
親愛なる君に

毎日、今日は「誰と、何を、どこで食べるか」
ということを、真剣に考えています。
そこまですることはないというくらい、真剣です。
少なくとも、15分は考えているので、3食となると、
45分は、「誰と、何を、どこで」と、格闘していることになります。
たとえ、5分で食べ終わるものでも、
15分は考えたいものです。
新規の店にチャレンジするか、はたまた、
久しぶりの店に行くか、とことん悩む。
これは、優柔不断とは違います。
それが、一緒に食事をする人への礼儀です。
そして、おいしいものを、いいサービスで準備してくれている
お店のスタッフへの礼儀です。
「そんなの、なんだっていいじゃない」
と言われて、別れたこともあります。
「なんだっていい」人が、真剣なお店に行けないのです。
今日のこの一食は、運命の一食なのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
悩んでいる間は、しばらくそっとしておいてあげてください。
運命の一食を、食べてもらいますから。