ケーキは、誰かのために買うものだ。
(ボンボヌール・近藤昌平社長)
親愛なる君に

ここのところ、新しい世界に仲間に入れていただくことが多い。
新しい世界に転校生として入った時、一番うれしいのは、
そこでどんどん人を紹介してくれる人だ。
六本木男声合唱団に入った時、
僕はもともと団員ではないコシノジュンコさんの紹介で入れてもらったので、
団員の人を紹介してくれる人は、いなかった。
そんな時、皆さんに紹介してくれたのが、
ボンボヌールの近藤昌平社長だった。
近藤さんは、初対面の僕を、いろんな人に紹介してくださった。
こんなありがたいことはなかった。
近藤社長は、面倒見がいいだけでなく、アイデアマンだ。
僕は、やわらかいケーキが好きなので、
ボンボヌールのケーキは、そもそも大好きだ。
どうも好きなのは僕だけじゃなく、
近藤社長からいただいたケーキは、
あっという間に、なくなってしまう。
「景気回復ケーキ」を、大ヒットさせた。
そんなダジャレで、誰が買うかと思う人は、
自分のためにしかケーキを買わない人だ。
得意先にお土産を持っていく人は、
「こんなケーキを持ってきました」と話題がわりになるのだ。
アイデアの中にも、近藤社長の気づかいがこもっている。

                        中谷彰宏拝
P.S.
またいただいたら、君の分も、ちゃんと残しておきます。