男が強いのは最初だけ、あとは圧倒的に女性が強い。
(『ザ・カー・マン』)
親愛なる君に

アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ(AMP)の
『THE CAR MAN』を観てきました。
タイトル通り、オペラ『カルメン』のブロードウエイ版です。
トニー賞をとった『カーマン』では、カルメンは男です。
カルメンは、気が強い女性だったけど、
カーマンは、威勢のいいのは最初だけで、
なんとも腰抜け男なんですね。
これが、リアル。
恋人の夫を殺しちゃうんだけど、
その後始末は、すべて奥さんに任せちゃう。
何一つ解決しないで、悩んでるだけ。
それって、『マクベス』から普遍の真理なんだよね。
男が強いのは、最初だけで、
いざ事が始まると、圧倒的に女性が強い。
エッチの前までは男が強そうだけど、
終わったあとは、女性のほうがたくましいよね。
冒頭のビゼーの『カルメン』の序曲にのせて踊る
男たちのシャワーシーンが、エッチだった。
AMPって、女性団員がダンスもできて、しかも美人ぞろいなんだけど、
それ以上に、男性も美人なんだよね。
何しろ、男性ダンサーが『白鳥の湖』を踊っちゃう集団だからね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君のたくましさも、好きです。