就職に関係ない人ほど、『メンタツ』は役に立つ。
親愛なる君に

本が500冊に近くなると、
初めて読んだ本は、バラバラになります。
『面接の達人』がベストセラーだからといって、
必ずしも『メンタツ』から、ワールドの仲間に入ったとも限りません。
仲間になったのが、
就職活動より、あとになってからという人も、
少なくありません。
「もう就職の年齢を過ぎているんですけど、
『メンタツ』を読んだら、中谷ワールドの哲学がここにあると感じました」
と、ある方から、お手紙をいただきました。
そうです。
『メンタツ』の精神は、
「模範解答を載せない」ということなのです。
これが、マニュアルではないゆえんです。
そこにあるのは、
自分を見つめるための考え方です。
これは、僕の本すべてに共通する考え方です。
就職を控えた方は、『メンタツ』が役に立つでしょう。
でも、本当は、就職の年齢をとっくに過ぎた人にこそ、
『メンタツ』は役に立つのです。

                        中谷彰宏拝
P.S.
就職とは関係ない君が
『メンタツ』を面白いと言ってくれたのは、さすがだった。