知らないうちに、誰かが本と出合うキッカケをつくってる。
親愛なる君に

机に置いてあった本の位置が、動いていることは、ありませんか?
本を読んでくれた人からの手紙を読んでいると、
最初に、僕の本を読んだキッカケが、本屋さんや図書館以外に、
3つあることがわかります。

(1)すすめられた。
(2)プレゼントされた。
(3)その人の部屋にあるのを、たまたま見つけた。

キッカケをくれた人は、

(1)恋人。
(2)友達。
(3)親。
(4)子供。
(5)兄弟姉妹。
(6)先生・生徒。
(7)上司・部下。
(8)知らない人。

「知らない人」とは、たまたま電車の中で、隣り合わせた人などです。
君自身が、誰かが本と出合うキッカケをつくっているかもしれませんよ。

                        中谷彰宏拝
P.S.
置いてあった本が、動いていなかったら、よけい怪しいよ。
きっと、誰かが読んでいます。