『面接の達人』の師匠が生まれてきた。
(小松俊明さん)
親愛なる君に

『面接の達人』で、僕がしたかったことは、
もちろんやりたいことができる会社に、みんなが入れることだけど、
それ以上に、文字通り「面接の達人」を作ることでした。
弟子を作ることではなく、師匠を作ることでした。
それが、いよいよ実現してきました。
小松俊明さんが『ストリート・ワイズなヤツになれ!!』(総合法令出版)
という本を書きました。
小松さんは、『メンタツ』を読んで、慶應大から住友商事に入り、
今は、外資系のヘッドハンターをされています。
文字通り、「面接の達人」の師匠になったのです。
92年卒業ですから、『メンタツ』がまだ出始めの頃です。
内定者パーティで、今でも「ねるとんパーティ」をしているのですが、
小松さんは、その時、一番人気の女の子をゲットして、デートしたそうです。
内定者パーティに来る女の子は、かなりレベルが高いので、
ちょっと悔しいけど、その頃からガッツがあったんですね。
「ストリート・ワイズ」というキーワードがいいですね。
「現場で結果を出せるヤツ」という意味です。
ストリート・ワイズな人の7つの共通点の中で、
僕が、いちばん面白いなと思ったのは、
「第3条 自分で自分に報酬を与える」ということです。
「社長にならない方が得だ」
「ヘッドハンターが、ヘッドハンティングされる」
というのも、ユニークな視点でした。
報酬は誰かからもらうのでなく、自分が与えるものなのですね。
この本の担当編集者は、僕の風俗シリーズを担当してくれている
アカイ君です。
こういう著者を見つけてくるアカイ君も、
ただヘルスに通っているだけの男ではありませんね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
これからますます、『メンタツ』の師匠が登場するのが、楽しみです。