コツは、気楽にのらりくらりとやること。
(サム・スニード)
親愛なる君に

『タイガー・ウッズ 私のゴルフ論』の中の1枚の写真に感動した。
天井に軽々足がつく柔軟さを持った
プロゴルファー、サム・スニード選手の写真だった。
この時、すでに70代。
サム・スニードは、流れるようなスイングをするので
「スイート・スイング」と呼ばれていた。
その「スイート・スイング」が、89歳で亡くなった。
「ゴルフは、ボールが止まっているんだから、野球より簡単だ」と
大リーガー テッド・ウイリアムズに言われて、
「ゴルフは、ファウルを打っても、
そのままプレイを続けなくちゃいけないんだよね」と言った。
ミスの責任は、自分で片づけなければならないところが、
ボウリングも同じだ。
麦わら帽子がトレードマークのサム・スニードの極意は、
「気楽に、のらりくらりとやること」だった。
柔軟な人生だった。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君とも「気楽に、のらりくらり」と、一生付き合うよ。