人が言葉を生み出し、言葉が人を変える。
(『世界人名事典』)
親愛なる君に

僕が子供の頃、「格言辞典」と一緒に大好きだったのが、
「世界人名事典」でした。
これも、水色の表紙の本でした。
偉人のプロフィールが、写真入りで紹介されていました。
これを、「あ」から順番に読んでいました。
だから、写真を見れば、たいていの偉人はわかります。
僕の書いている本は、すべて「人」にこだわっています。
『面接で通る方法』ではなく『面接の達人』なのです。
『サービスで成功する方法』ではなく『サービス王』なのです。
『ホテルとは何か』ではなく『ホテル王』なのです。
『オーラの出し方』ではなく『なぜ彼女にオーラを感じるのか』なのです。
「格言辞典」と「人名事典」を組み合わせると、
中谷本の本質は、「人」と「言葉」だということがわかります。
「達人」には、かならず「名言」があります。
「人」が「言葉」を生み出し、
「言葉」が「人」を変えます。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君の名言も、メモしてあります。