旅には、本と水は手放せない。
(武野功雄さん)
親愛なる君に

「中谷さんて、健康オタクですよね」
と、ドラマのプロデューサーに見抜かれました。
「健康オタクに関しては、けっこういいとこ、いきますよ。どうしてですか?」
「ロケで、同じ部屋だった武野さんが、中谷さんが、寝ている間に
『DAKARA』を、4本も飲んでたって、びっくりしてましたよ」
テレビ東京のドラマ『死蛍』のロケで、新潟県六日町に行った時、
元一世風靡セピアの武野功雄さんと同室しました。
武野さんは、すごく気配りをされる方で、
本当は5分でも寝たいところなのに、
民宿のおばちゃんの話にも、えんえん付き合っていました。
1日3リットルのミネラルウオーターを飲む僕が、
昼間は、山の中の撮影で、トイレに行けないので、
旅館に戻った時に、水分を回復しようと思ったのです。
この時、旅館に滞在したのは、大浴場と寝るだけの7時間でした。
実は、飲んだのは、『DAKARA』350ミリリットル×4本
だけではありませんでした。
まず、ウーロン茶350ミリリットル×1本。
大浴場でも、『DAKARA』を、もう1本、飲んでいました。
本当は、もっと飲みたかったのですが、
自動販売機が、売り切れになってしまったのです。
その旅館には、ミネラルウオーターが、なかったのです。
缶コーヒーやジュースは、水分量には含まれませんから、
結局、寝ている間に、350×6=2.1リットルしか、補給できませんでした。
旅に出ると、ふだん、いかに水分を取っているかが、わかります。
旅行には、本と水が手放せません。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君も、水好きで、助かった。