本は、頭ではなく、体で書いて、体で読むものだ。
(小林信也さん)
親愛なる君に

石田純一さんの硬派トーク番組『ブレスト』(ケーブルテレビ)で、
スポーツライターの小林信也さんにお会いしました。
小林さんは、フリスビーの草分けで、世界選手権にも出られた方です。
小林さんは、
「中谷さんも、僕も、頭で書いているじゃなくて、
体で書いているんですよね」
と、おっしゃいました。
まさに、その通りです。
読む人も、頭ではなく、体で読んでいるのです。
頭で書いたり、頭で読んだりすると、きっとつまらなくて、疲れてしまいます。
体で書いたり、体で読んだりするから、面白いし、疲れないのです。
僕が毎日、ボウリングをしたり、ダンスをしたりしているのは、
すべての作家が、スポーツマンだからです。
本を書くことも、本を読むことも、スポーツなのです。
ボウリングも、本を書くのと同じくらい、力が抜けるといいんだけどね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
だから、力を抜いて、読んでください。
そのほうが、エネルギーがわいてくるはずです。