語り手の言葉は、前から聞き手の中にある。
(加藤眞由儒先生)
親愛なる君に

霊視の加藤眞由儒先生から、
これから書く僕の本について、アドバイスがありました。
対談の本は、読者の依頼で、これからますます増えるとのことです。
「最初は、対談の本は中谷さんのコメントをもっと読みたい
という意見が多かったのですが、
だんだん中谷さんの考え方が、対談相手のコメントから引き出されている
ということに、読者の方が、気づいたのです」
とのことでした。
僕は、博報堂時代、たくさんのインタビューシリーズを作っていました。
その時、上司から言われたのは、
「これ、オマエが、原稿書いて、言わせたのか」
ということでした。
出演者の発言が、中谷っぽかったからです。
もちろん、原稿なんてあるわけではなく、生の発言でした。
でも、それを引き出すのは、聞き手のスピリッツなのです。
語り手の言葉は、聞き手の中にある言葉なのです。
さすが、加藤先生は、読者の心まで、見抜きますね。

                        中谷彰宏拝
P.S.
君が感動する言葉も、前から君の中にあった言葉なんだよ。