ボウリングは、眼と頭が疲れる。
(ドリームボウル)
親愛なる君に

「ドリームボウル」大会に行ってきました。
これは、日本・アメリカ・韓国のトッププロボウラーに、
中国・日本のトップアマの選手を加えた、
ボウリングでは、アジア選手権のような大きな大会です。
日本のプロボウラーでも、まず選抜大会8ゲーム、
200人中から55人に選ばれて、
やっと予選リーグに参加できるという厳しい戦いです。
予選リーグでは、アメリカの3500人のプロボウラー(PBA)の中から
トップ40人もまじえた200人の選手で16ゲームをして、
上位112名に入って初めて、決勝トーナメントに参加できるのです。
勝っても予選、勝っても予選、勝っても予選……。
いつになったら決勝なんだというハードさです。
僕は、先生の加藤孝幸プロの応援に行きました。
8ゲーム、5時間以上、立って見ていました。
先生は、自分が戦って疲れているのに、
気を使って、「疲れたでしょう」と、声をかけてくださいましたが、
戦っている選手よりは、疲れないものの
まるで自分が戦っているように凝視していたので、
足より、眼と頭がへとへとになりました。
へとへとなのに、すぐフランチャイズのセンターに戻って、
練習したくなりました。
プロの試合を見るということは、勉強になりました。
そのせいか、次の日、僕は自分の試合で、256を打って優勝しました。

                        中谷彰宏拝
P.S.
明日は、決勝戦で、とうとうボウリングのテレビ番組のゲスト解説を
したお話です。