ワラ人形より、照る照る坊主になろう。
(黒魔術と白魔術)
親愛なる君に

原始時代でも、僕はきっと作家をしていたと思います。
原始時代では、作家は、魔術師と呼ばれていました。
魔術には、黒魔術と白魔術があります。
黒魔術とは、「ワラ人形に五寸釘」に代表される悪意の魔術です。
白魔術とは、「照る照る坊主」に代表される善意の魔術です。
作家にも、ワラ人形系と照る照る坊主系があります。
悪口やグチを書くのは、ワラ人形系です。
僕は、もちろん、照る照る坊主系です。
明日天気になあれ、なのです。
だから、悪口やグチを書かないのです。
原始時代の「ビーイング」や「とらばーゆ」では、
現代のあらゆる仕事が魔術師のページにかかれています。
お医者さんも、ワラ人形系と照る照る坊主系に、分かれます。
さて、君は、ワラ人形系ですか。
それとも、照る照る坊主系ですか。

                        中谷彰宏拝
P.S.
ボウリングの練習を毎日しているのは、
魔術を強くする精神力を鍛えるトレーニングだったんだね。